Fathom AI Notetakerの代わりを探すなら:SuperInternとの違いと選び方

Fathom AI Notetakerは、会議の記録をかんたんに始められるAI議事録ツールとしてよく知られています。
Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsの会議を記録し、文字起こし、要約、アクションアイテム、フォローアップに使える情報を残せます。
多くのチームにとって、それだけで十分な場合もあります。
ただし、会議AIの使い方はそれだけではありません。
Fathomの代替を探すときに見るべきなのは、「どちらが録音できるか」だけではありません。
より重要なのは、次の問いです。
会議後に要約が届けばよいのか。それとも、会議中から使えるワークスペースが必要なのか。
⚠️ 本記事は、2026年6月時点の公開情報やユーザーフィードバックを基に独自にまとめたものです。
先に結論
| ニーズ | 向いている選択肢 |
|---|---|
| 会議後にシンプルな要約がほしい | Fathom |
| 会議中に議事録がリアルタイムで更新されてほしい | SuperIntern |
| 自社の会議フォーマットを一度作って使い回したい | SuperIntern |
| CRM連携を重視した営業コール運用 | Fathom またはCRM中心の構成 |
| リアルタイム翻訳や字幕が必要 | SuperIntern |
| Zoom、Meet、Teams、Webex、Slack Huddles、Discord、対面会議を横断したい | SuperIntern |
| まず無料で会議記録を試したい | Fathom または SuperIntern |
Fathom は、会議後の要約、ハイライト、共有、営業フォローアップをシンプルに進めたいチームに向いています。
SuperIntern は、会議中から使える構造化ノート、翻訳、AI支援まで必要なチームに向いています。
Fathom AI Notetakerとは
Fathomは、会議向けAI notetakerとして位置づけられているサービスです。

公式サイトでは、会議ノート、文字起こし、要約、アクションアイテム、検索可能な会話、チーム向けの共有、CRM連携、Slack、Salesforce、HubSpot、Notion、Asana、ChatGPT、Claude、Zapierなどとの連携が紹介されています。
また、現在の公式情報では、ボットによる取得とbot-free captureの選択肢も打ち出されています。
価格ページでは、bot-freeはMac向けのベータ機能として記載されています。
これは重要な変化です。
古い比較記事のように「Fathomは必ずボットが参加する」と断定するのは、2026年6月時点では慎重に扱うべきです。
Fathomが強い領域は次のとおりです。
- 会議の記録をかんたんに始められる
- 会議後の要約が速い
- ハイライトやクリップを残しやすい
- 営業やCSのフォローアップに向く
- 無料で始めやすい
- AI notetakerカテゴリでの認知が高い
一方で、代替候補を検討したくなる場面もあります。
- 会議中のノート構造を自分で決めたい
- リアルタイム翻訳が必要
- 会議プラットフォームに依存しない使い方をしたい
- 画面共有中にAIツールの存在を見せたくない
- 録音ツールではなく、会議を進めるAIアシスタントがほしい
なぜFathomの代替が探されるのか
検索需要はかなり具体的です。
ユーザーは単に「AI議事録」と検索しているだけではありません。
Fathom AI、Fathom Notetaker、Fathom AI note taker のようなブランド名を含むキーワードで調べています。
つまり、すでにFathomを知っていて、「自分たちの会議運用に合うのか」を判断しようとしている段階です。
よくある検討理由は次のとおりです。
- Fathomの無料プランは魅力的だが、議事録の構造をもっと細かく指定したい。
- 会議後の要約だけでなく、会議中から使えるノートがほしい。
- 多言語会議があり、リアルタイム翻訳が必要。
- 利用する会議ツールがZoomやMeetだけに固定されていない。
- 外部商談で、見えるAI参加者が会話の空気を変えるのを避けたい。
- 文字起こしではなく、意思決定や次アクションまで整理された記録がほしい。
最後の点は特に重要です。
文字起こしが残ることと、次の行動が進むことは別物だからです。
月額料金比較(2026年6月時点)
価格を比べるときは、年額プランの割引後価格ではなく、月額プラン同士で見るのが安全です。
Fathomは公式価格ページのUSD表示、SuperInternは日本語価格ページの円表示をそのまま記載しています。
| プラン種別 | Fathom(月額) | SuperIntern(月額) | 見るべき点 |
|---|---|---|---|
| 無料 | Free: $0/月 | Free: ¥0/月 | Fathomは無料の会議記録と文字起こしを強く打ち出しています。SuperInternはAI Canvas、ライブ要約、ライブ文字起こし、ライブ翻訳、会議中/会議後AIチャット、話者識別を無料枠で試せます。 |
| 個人向け有料 | Premium: $20/ユーザー/月 | Plus: ¥3,300/月 | SuperIntern Plusは月100時間まで含まれ、超過分は¥2/分です。Fathom Premiumは高度な要約、AIアクションアイテム、Meeting Assistant、カスタムボットなどを含みます。 |
| チーム | Team: $19/ユーザー/月(2ユーザー以上) | Team: ¥5,500/月 | Fathom Teamはユーザー単位の月額課金です。SuperIntern Teamはチーム利用向けで、メンバー数 x 100時間が含まれます。 |
| ビジネス/エンタープライズ | Business: $34/ユーザー/月(2ユーザー以上) | Enterprise: お問い合わせ | SSO、請求書払い、ゼロデータ保持、管理機能、データ保持要件がある場合は、機能要件と契約条件を合わせて確認すべきです。 |
Fathomの価格ページには年額割引も表示されますが、この比較では月額料金だけを使っています。
SuperInternとは
SuperInternは、リアルタイムの会議支援に重点を置いたデスクトップAIミーティングアシスタントです。
PCの音声とマイク音声を取得するため、会議に別参加者としてボットを入れる必要がありません。
特定の会議プラットフォームだけに依存しないため、オンライン会議から対面の打ち合わせまで幅広く使えます。

大きな違いは AI Canvas です。
AI Canvasでは、会議メモの書き方を指示として保存しておくと、その形式に沿って会議中にノートが埋まっていきます。
たとえば、プロダクト定例、営業商談、採用面接、投資家アップデートで、それぞれ違うフォーマットを使えます。

SuperInternでは、次のような機能も利用できます。
- リアルタイム文字起こし
- 話者を意識したノート
- リアルタイム翻訳とライブ字幕
- 固有名詞や専門用語向けのカスタム辞書
- 画面共有時にUIを隠せるInvisible Mode
- 会議内容に基づく会議後AIチャット
- 話された言語に関係なく、指定した言語での要約
会議記録を「あとで読むもの」ではなく、「会議中に使うもの」にしたい場合、SuperInternのほうが合いやすくなります。
FathomとSuperInternの本質的な違い
| 項目 | Fathom AI Notetaker | SuperIntern |
|---|---|---|
| 主な使い方 | 会議を記録し、会議後に要約・共有する | 会議中に記録・構造化・翻訳・AI支援を行う |
| ノート構造 | 要約やテンプレート、会議後ワークフローに強い | AI Canvasで自分の形式に沿ってライブ記入 |
| ボット挙動 | ボット取得とbot-free取得の選択肢あり。利用条件は要確認 | デスクトップ音声取得によるボットレス設計 |
| 翻訳 | 主軸機能ではない | リアルタイム翻訳とライブ字幕に対応 |
| プラットフォーム | 一般的なビデオ会議で使いやすい | 複数会議ツール、対面、アドホック通話まで使いやすい |
| 画面共有時の配慮 | 最新仕様を確認 | Invisible ModeでUIを画面共有やスクリーンショットから隠せる |
| 向く用途 | 営業フォロー、要約、会議ライブラリ | ライブ議事録、多言語会議、構造化ワークフロー |
違いが出るのは、会議中です。
会議後に要約が届けばよいなら、Fathomは有力です。
会議中にノートを見ながら、抜けている論点に気づき、AIに質問し、決まった形式で記録を進めたいなら、SuperInternのほうが自然です。
判断マトリクス
| チームの状況 | 選びやすいツール |
|---|---|
| 無料で使えるAI録音・要約ツールがほしい | Fathom |
| 会議ごとに決まった議事録フォーマットがある | SuperIntern |
| CRM連携や営業ハイライトを重視する | Fathom |
| 顧客会議で英語・日本語などが混ざる | SuperIntern |
| Zoom、Meet、Teams、Slack Huddles、Discord、対面を横断したい | SuperIntern |
| 顧客会話のライブラリを検索・共有したい | Fathom |
| 会議が終わる前に意思決定と担当者を確認したい | SuperIntern |
Fathomが向いているケース
Fathomは、会議後の整理が主目的なら非常にわかりやすい選択肢です。
会議を記録したい。
文字起こしと要約を受け取りたい。
重要な発言をハイライトしたい。
CRMやチーム共有に流したい。
こうした用途では、Fathomの強みが出ます。
特に向いているのは次のようなチームです。
- 商談後の要約をすばやく残したい営業担当
- 顧客会話をあとから検索したいCSチーム
- チーム全体で会話の可視性を高めたいマネージャー
- ライブノートの細かいカスタマイズより連携を重視する組織
- 自分専用の会議記録ツールをまず試したい個人
導入前には、次を確認しましょう。
- 普段使う会議ツールをカバーしているか。
- 使いたいcapture modeが自分のOSやプランで使えるか。
- 要約の粒度がレビューや共有に十分か。
- 録音同意や参加者表示の運用が社内ルールに合うか。
- 有料プランの連携機能に費用対効果があるか。
SuperInternが向いているケース
SuperInternは、会議が「録音して終わり」ではないチームに向いています。
会議は、その場で意思決定し、担当者を決め、次の作業に移るための時間です。
プロジェクト定例では、リスク、決定事項、ブロッカー、担当者、期限を分けて記録したい。
営業商談では、課題、影響、意思決定基準、反論、次回アクションを分けて残したい。
多言語の顧客会議では、会議中に翻訳を見ながら、会議後は日本語の要約を共有したい。
こうした場面で、AI Canvasが効きます。
会議後の要約がうまく構造化されるのを待つのではなく、最初から構造を指定します。
そして、その構造に沿ってノートが会議中に埋まります。
リアルタイムノートと会議後要約の違い
| 判断軸 | 会議後要約 | AI Canvasのライブノート |
|---|---|---|
| 会議中に不足論点へ気づけるか | 難しい | できる |
| 担当者や期限の抜けをその場で確認できるか | 難しい | できる |
| 役割ごとのフォーマットに合わせられるか | 一部可能 | 指示で設計しやすい |
| 多言語会議をその場で支援できるか | 限定的 | できる |
| アジェンダと議事録を一体化できるか | 限定的 | しやすい |
会議後要約は便利です。
ただし、遅いことがあります。
重要な会議では、アクションアイテムが曖昧だと気づくべきタイミングは、会議が終わる前です。
例: 営業商談
一般的なAI notetakerでは、会議後に次のような要約が届くかもしれません。
- 顧客はオンボーディング改善を求めている。
- 予算は未確定。
- 価格情報を送る。
これは役立ちます。
ただし、営業チームが本当に必要とする構造には足りないことがあります。
SuperInternのAI Canvasなら、保存した指示で次のような項目をライブで埋められます。
- 現在の業務フロー
- 課題
- 事業インパクト
- 意思決定基準
- 購買関係者
- 反論
- 合意した次アクション
- フォローアップメール案
会議中に「意思決定基準」が空欄だと見えれば、営業担当はその場で質問できます。
これは単なる文字起こしではありません。
会議運用そのものの支援です。
例: 多言語の顧客会議
参加者全員が同じ言語を問題なく理解でき、会議後の記録だけが必要なら、Fathomは十分に有力です。
一方、会議中の言語支援が必要な場合は、SuperInternのほうが向いています。

SuperInternでは、ライブ字幕や翻訳を見ながら、同時に構造化ノートを残せます。
たとえば次のような場面です。
- 日本の創業者が米国投資家に英語でピッチする。
- ドイツの顧客が英語で技術質問をする。
- スペイン語圏のパートナーがスペイン語と英語を切り替える。
- グローバルチームが最終議事録を1つの言語に統一したい。
価値は翻訳だけではありません。
翻訳と会議記録が一体になることです。
導入前チェックリスト
Fathom、SuperIntern、その他のAI notetakerを比較する前に、次を確認してください。
- 会議中の支援が必要か、会議後の要約だけでよいか。
- 見えるボット、bot-free capture、完全なボットレスのどれが必要か。
- 毎週実際に使う会議プラットフォームは何か。
- リアルタイム翻訳が必要か、文字起こしだけでよいか。
- 会議タイプごとのノートフォーマットが必要か。
- 録音同意や社内ポリシーの責任者は誰か。
- 会議後のノートをどこへ渡すべきか。
- CRM連携、タスク化、フォローアップメールのどれを重視するか。
- 社内会議、外部商談、対面会議のすべてで使える必要があるか。
会議後の整理が中心なら、Fathomで十分な可能性があります。
会議中の実行支援が中心なら、SuperInternから試す価値があります。
よくある比較ミス
ミス1: 要約品質だけで比べる
要約品質は重要です。
ただし、会議中に使えるかどうかは別の軸です。
翌日のよい要約では、今日の曖昧な意思決定を修正できません。
ミス2: 音声取得の見え方を確認しない
見えるAI参加者を許容できるチームもあります。
一方で、外部商談や機密会議では避けたい場合もあります。
各ツールがどう音声を取得し、参加者に何が見えるのかを確認しましょう。
ミス3: すべてのAI議事録を同じものとして扱う
文字起こし、要約、ライブノート、アクションプラン、AIチャットは別物です。
自社が必要としている成果物を先に決めるべきです。
ミス4: 多言語会議を後回しにする
重要会議の一部でも英語や他言語が混ざるなら、翻訳は最初から評価項目に入れるべきです。
ミス5: 1部署だけで判断する
営業、プロダクト、開発、採用、経営では、議事録の使い方が違います。
少なくとも3種類の会議で試してから判断しましょう。
FAQ
Fathom AI Notetakerは無料ですか?
はい。
2026年6月時点のFathom公式価格ページでは、Freeが$0/月、Premiumが$20/ユーザー/月、Teamが$19/ユーザー/月(2ユーザー以上)、Businessが$34/ユーザー/月(2ユーザー以上)です。
年額割引の表示がある場合も、比較では月額プラン同士を見るのが公平です。
SuperInternの日本語価格ページでは、Freeが¥0/月、Plusが¥3,300/月、Teamが¥5,500/月、Enterpriseはお問い合わせです。
Fathomはbot-free captureに対応していますか?
2026年6月時点の公式情報では、Fathomはボット取得とbot-free captureの選択肢を打ち出しています。
価格ページでは、bot-freeはMac向けベータ機能として記載されています。
古い「Fathomは必ずボット型」という比較だけで判断しないほうがよいです。
SuperInternはボットレスですか?
はい。
SuperInternは、会議に別参加者としてボットを入れず、デスクトップアプリでPC音声とマイク音声を取得する設計です。
リアルタイム翻訳に向いているのはどちらですか?
リアルタイム翻訳やライブ字幕が重要なら、SuperInternのほうが向いています。
Fathomは、会議記録、要約、フォローアップに強いサービスとして理解するとよいです。
営業チームにはどちらが向いていますか?
営業の運用によります。
CRM連携、会議ライブラリ、会議後の要約を重視するならFathomが合いやすいです。
ライブで商談構造を埋めたい、多言語の顧客対応がある、会議終了前に次アクションを確認したいならSuperInternが向いています。
グローバルチームはどちらから試すべきですか?
言語、会議ツール、外部会議の種類が多いなら、まずSuperInternを試す価値があります。
標準的なビデオ会議を録音・要約するだけなら、Fathomも有力です。
まとめ
Fathom AI Notetakerは、会議の記録と会議後要約をシンプルにしたいチームにとって強い選択肢です。
ただし、Fathomの代替として本当に検討すべきなのは、単なる別の録音ツールではありません。
会議中から構造化されたノートを作り、リアルタイム翻訳を使い、ボットレスで会議の空気を崩さず、AI Canvasで自社の会議フォーマットを運用したいなら、SuperInternのほうが実務に入り込みやすい選択肢です。