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会議中にSlackへ要点共有まで自動化。SuperIntern MCP×Slack連携の実践ガイド

2026年7月21日NanoHuman Inc.
会議中にSlackへ要点共有まで自動化。SuperIntern MCP×Slack連携の実践ガイド

会議が終わった後の「共有作業」に、どれくらい時間を使っているでしょうか。

議事録を整えて、Slackの関係チャンネルに要点を投稿して、参加できなかったメンバーにはDMで補足して、決まったことをアナウンス用に書き直して──。会議そのものより、そのあとの伝達のほうが重い日すらあります。しかも会議の内容はSuperInternに、伝達先はSlackにと、データと届け先が別のツールに分かれているせいで、間をつなぐのはいつも人間のコピペ作業でした。

この記事では、SuperInternのMCPとSlackをAIアシスタントのClaudeにつなぎ、「会議の内容を、しかるべき場所に、しかるべき形で届ける」までをプロンプト1つで完結させる方法を、実際のプロンプト例つきで紹介します。進行中の会議をリアルタイムに共有する使い方まで踏み込みます。

⚠️ 本記事は、2026年7月時点の公開情報やユーザーフィードバックを基に独自にまとめたものです。

目次

今日やること:Before / After

Before:会議後に議事録を開き、要点を手でSlack用に書き直し、チャンネルごとに投稿。会議中に「今どうなってる?」と聞かれたら、耳と手を止めて手動で状況を返信。

After:Claudeに「さっきの会議の決定事項を#プロジェクトチャンネル向けにまとめて投稿して」と1回頼むだけ。会議の進行中でも、その時点までの内容から要点を拾ってSlackに流せます。

ポイントは、SuperInternがbotless(会議にbotが参加しない)のデスクトップアプリで文字起こしと議事録を自動で残していることです。会議中に何かを操作したり、録音ボットを入れて相手に気を使わせたりする必要はありません。会議データは勝手に貯まり、あとはAIに「届ける」部分を任せるだけの状態になっています。

SuperIntern

仕組み:3つの役割分担

この連携は、3つの登場人物の組み合わせで成り立っています。

役割担当やること
会議データの提供SuperIntern MCP文字起こし・ライブ文字起こし・AI議事録・会議ノートを読み取り専用で提供
判断と編集Claude(AIクライアント)会議データを読み、目的に合わせて要約・出し分け・文面作成
アクション先Slack(コネクタ/MCP)チャンネルやスレッドへのメッセージ投稿・検索

MCP(Model Context Protocol)は、AIアシスタントを外部ツールに安全につなぐためのオープン標準です。SuperInternのMCPは会議データをAIクライアントに読み取り専用で提供し、Slack側はClaude公式のSlack連携がメッセージの検索や送信を担当します。つまり、Slackに投稿するのはSuperInternではなくClaudeです。SuperIntern側のデータがAIから書き換えられることは一切なく、参照できるのも本人がSuperIntern上で閲覧できる会議だけ。この安全設計が、会議データという機密性の高い情報を安心してAIにつなげる前提になっています。

セットアップ

準備は2つの接続だけです。どちらもAPIキーの発行は不要で、画面上のログインだけで完了します。

1. SuperIntern MCPをClaudeに接続する

Claudeの設定→コネクタから「カスタムコネクタを追加」を選び、接続URLを登録します。

https://mcp.app.super-intern.com/mcp

SuperInternのログイン画面が開くので、アカウントでログインして許可すれば完了です。SuperIntern側の利用条件(個人はPlusプラン以上、Enterpriseは管理者の有効化が必要)やClaude Code・Cursorなど他クライアントでの手順は、MCP設定手順ガイドに詳しくまとめています。

2. SlackをClaudeに接続する

Claudeのコネクタ一覧からSlackを追加し、ワークスペースへのOAuth認証を許可します。Slack連携の利用可否はClaude側のプランやワークスペースの設定によるため、2026年7月時点の条件はSlack公式のガイドを確認してください。

接続できたか不安なときは、まずこう聞いてみてください。

SuperInternの直近の会議を3件と、#general の最新メッセージを1件教えて

両方が返ってくれば、準備完了です。

実演1:進行中の会議の要点をSlackに流す

SuperIntern MCPの特徴的な機能が、進行中の会議のライブ文字起こし取得です。会議が終わるのを待たず、いま話している内容をAIが参照できます。差分取得に対応しているので、「さっき確認した続きから」という追いかけ方もできます。

たとえば長めの意思決定会議の最中、途中参加できていないメンバーが多いチャンネルに向けて:

いま進行中の「プロダクト定例」のライブ文字起こしを取得して、
ここまでの決定事項と現在議論中の論点を3行でまとめ、
#proj-product に「🔄 定例の途中経過です」として投稿して

Claudeがライブ文字起こしを読み、こんな投稿を作ってくれます。

🔄 定例の途中経過です ・新オンボーディングフローはB案で確定。今週中にデザイン着手 ・価格改定は結論持ち越し。◯◯さんが競合調査を追加してから再議論 ・いまはリリース日を7/31にするか8/7にするかを議論中

会議に出ている本人は、議論に集中したまま。「今どうなってる?」への答えが、耳と手を止めずに済むようになります。しばらくして「その後の進展を同じスレッドに追記して」と頼めば、差分だけを拾った続報も投稿できます。

投稿前に文面を確認したい場合は、「投稿する前に文面を見せて」と一言添えれば、Claudeはドラフトを見せてから送ります。運用に慣れるまでは、この確認ステップを挟むのがおすすめです。

実演2:会議後、関係者ごとに内容を出し分けて展開する

会議の共有がつらい本当の理由は、「相手によって伝えるべき内容が違う」からです。開発チームには仕様の決定を、営業には顧客影響を、上長には判断が必要な点を──同じ会議から3種類の文章を書き分けるのは、なかなかの労力です。

この出し分けこそ、AIが得意な仕事です。

今日の「A社導入プロジェクト キックオフ」のAI議事録を取得して、
次の3つを作って順に投稿して:
1. #dev-team 向け:技術要件と決まった仕様、期日
2. #sales 向け:A社の関心事と懸念点、次回商談までの宿題
3. 私宛のDM下書き:上長に報告すべきリスクと判断を仰ぐ点

Claudeは1つの議事録から、宛先ごとにトーンと粒度を変えた3つの文面を作ります。SuperInternのAI議事録は決定事項やアクションアイテムが構造化されているので、抽出の精度も安定します。

ClaudeがSlackの#dev-teamに投稿した開発チーム向けまとめ

ここで効いてくるのが、参照範囲が本人の閲覧権限に準拠しているというMCPの設計です。アクセス制限のあるプロジェクトの会議が誤って別チームに流れる、という事故はMCPの層で起きません(もちろん、投稿先チャンネルの選択は人間の責任です。後述の運用のコツも参照してください)。

実演3:週次の決定事項をまとめてアナウンスする

単発の会議だけでなく、複数の会議を横断してまとめられるのもMCPならではです。会議一覧は期間やプロジェクトで絞り込めるので、週次の定型アナウンスがプロンプト1つになります。

今週の「プロダクトチーム」プロジェクトの会議をすべて取得して、
各会議のAI議事録から決定事項だけを抽出し、
「📌 今週決まったこと」として#announcements に投稿して。
それぞれの決定に、どの会議で決まったかを添えて

毎週金曜にこれを打つだけで、チームの「今週決まったこと」が1か所に集まります。決定事項に出典(どの会議か)が付くので、詳細を知りたい人はSuperInternで該当会議をたどれます。

週報づくりに応用するなら、投稿先を自分へのDMに変えて「週報のたたき台として」と頼めば、そのまま下書きになります。

運用のコツと注意点

投稿前レビューから始める。 最初の数回は「投稿前に文面を見せて」を付けて、Claudeの要約の癖を把握してください。丁度いい粒度が見つかったら、その指示ごとプロンプトを定型文として保存しておくと、次回からは貼るだけになります。

プロンプトは「宛先・目的・形式」を固定する。 「#proj-x向け」「途中経過の共有として」「3行で」のように3点を固定すると、出力が安定します。うまくいったプロンプトはチームで共有する価値があります。

投稿先チャンネルは具体名で指定する。 「関係しそうなチャンネルに」と任せるより、「#dev-teamと#salesに」と明示するほうが誤配のリスクを確実に減らせます。機密度の高い会議の内容は、投稿先の公開範囲を確認してから展開してください。

会議データの正確さはSuperIntern側で担保する。 固有名詞や社内用語が正しく文字起こしされているほど、下流の要約も正確になります。SuperInternのカスタム辞書に頻出の製品名・顧客名を登録しておくのがおすすめです。

書き込みはSlack側だけ。 SuperInternのデータはMCP経由では一切変更されないので、「AIに触らせて議事録が壊れる」心配はありません。安心して試せるのがこの構成の良いところです。

応用:同じ構図で広がる使い方

「SuperIntern MCPがデータを出し、Claudeが判断し、別ツールが受け取る」という構図は、Slack以外にもそのまま広がります。

  • タスク管理:議事録のアクションアイテムから、担当者付きのissueをLinearやJiraに起票する
  • CRM:商談の文字起こしから顧客の懸念と次アクションを抽出し、CRMの商談メモを更新する
  • エディタ:Claude CodeやCursorから「先週の仕様レビューで決まった通りに実装して」と、会議を参照しながらコードを書く

このシリーズでは、こうした組み合わせを今後も1つずつ、実際のプロンプトつきで紹介していく予定です。

よくある質問

Q. SuperIntern MCPは無料プランで使えますか?
A. いいえ。個人ワークスペースではPlusプラン以上が必要です。Teamプランではそのまま利用でき、Enterpriseプランでは管理者がワークスペース設定で「MCPアクセス」をONにした場合に利用できます。

Q. SuperInternが直接Slackに投稿するのですか?
A. いいえ。Slackへの投稿はClaudeがSlack連携を使って行います。SuperIntern MCPは会議データを読み取り専用で提供するだけで、SuperIntern自体は外部ツールに書き込みません。

Q. AIから議事録や会議データを書き換えられてしまいませんか?
A. できません。SuperIntern MCPのツールはすべて読み取り専用で、作成・編集・削除の操作は提供されていません。

Q. 会議の内容が、権限のないメンバーに見えてしまうことはありませんか?
A. MCPで参照できるのは、接続した本人がSuperIntern上で閲覧できる会議だけです。ただしSlackに投稿した内容はそのチャンネルの公開範囲に従うため、投稿先の選択は運用でご注意ください。

Q. リアルタイムの共有はどこまでできますか?
A. SuperIntern MCPは進行中の会議のライブ文字起こし取得(差分取得対応)を提供しています。会議中にプロンプトを送れば、その時点までの内容を要約して共有できます。

Q. Claude以外のAIクライアントでも同じことができますか?
A. SuperIntern MCPはClaude Code・Codex・CursorなどのMCP対応クライアントから利用できます。Slack側の連携手段はクライアントによって異なるため、お使いのクライアントのコネクタ/MCP対応状況をご確認ください。


会議の内容を「残す」まではSuperInternが自動でやってくれます。次は「届ける」を自動にする番です。

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