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商談が終わった10分後には、まとめ資料の初稿ができている。SuperIntern MCP×Canva連携の実践ガイド

2026年8月21日NanoHuman Inc.
商談が終わった10分後には、まとめ資料の初稿ができている。SuperIntern MCP×Canva連携の実践ガイド

いい商談ほど、終わったあとに宿題が残ります。「本日の内容、資料にまとめてお送りいただけますか?」

快く引き受けたものの、その日の夕方は資料作成で潰れます。白紙のスライドを開き、メモを読み返しながら会議を思い出す。価格の話はどこまで詰めたんだったか。セキュリティレビューはどちらが持ち帰ったか。レイアウトを整えているうちに夜になり、送る頃には、どこか急ごしらえの資料になっています。商談、キックオフ、定例レビューと重なれば、資料作成だけで週に数時間が消えます。

一方で、資料の材料は最初から全部揃っています。決定事項も、数字も、次のステップも、SuperInternの議事録に残っている。足りなかったのは、それをスライドに写す手だけです。この記事では、SuperInternのMCPとCanvaのMCPをAIアシスタントのClaudeにつないで、議事録からまとめ資料の初稿をCanvaに自動生成する手順を紹介します。

⚠️ 本記事は、2026年8月時点の公開情報やユーザーフィードバックを基に独自にまとめたものです。

目次

今日やること:Before / After

Before:商談のたびに、記憶を頼りに資料を組み立て直しています。1本あたり45分から1時間。忙しい日は翌日に回り、送る頃には細かい記憶が抜けています。資料の正確さは、どこまで覚えていたか次第です。

After:商談が終わったら、Claudeに「まとめ資料を作って」と頼むだけです。ClaudeがSuperIntern MCP経由でAI議事録を読み、合意事項・未決事項・次のステップを整理して、構成の揃った資料をあなたのCanvaアカウントに生成します。あとはCanvaで10分ほど文言と見た目を整えれば、その日のうちに送れます。

材料が必ず残っているのは、SuperInternがbotless(会議にbotが参加しない)のデスクトップアプリだからです。どの会議ツールでも、対面の打ち合わせでも、文字起こしとAI議事録が自動で溜まっていきます。資料を作る予定のなかった会議でも記録は残っているので、あとから「あれを資料にしたい」となっても間に合います。今日はその最後の一歩、スライドへの変換をAIに任せます。

SuperIntern

仕組み:3つの役割分担

役割担当やること
会議データの提供SuperIntern MCP文字起こし・AI議事録・会議ノートを読み取り専用で提供
判断と下書きClaude(AIクライアント)議事録を読み、スライドに載せる内容を選び、構成と文面を作る
アクション先Canva(MCP)デザインの生成、アカウント内での編集、PDF/PPTXへのエクスポート

MCP(Model Context Protocol)は、AIアシスタントを外部ツールに安全につなぐためのオープン標準です。SuperInternのMCPは会議データをAIクライアントに読み取り専用で提供し、資料側はCanva公式のMCPサーバーがデザインの生成・編集・検索・エクスポートを担当します。

主語を正確に書くと、Canvaに資料を作るのはSuperInternではなくClaudeです。SuperIntern側のデータがAIから書き換えられることはありません(MCPに書き込み操作がそもそもありません)。参照できるのも、本人がSuperIntern上で閲覧できる会議だけです。そして、生成された資料が勝手にお客様へ送られることもありません。資料はあなたのCanvaアカウントに下書きとして作られるだけで、共有するかどうかは人が決めます。

セットアップ

準備は2つの接続だけです。どちらもAPIキーの発行は不要で、画面上のログインだけで完了します。

1. SuperIntern MCPをClaudeに接続する

Claudeの設定→コネクタから「カスタムコネクタを追加」を選び、接続URLを登録します。

https://mcp.app.super-intern.com/mcp

SuperInternのログイン画面が開くので、アカウントでログインして許可すれば完了です。SuperIntern側の利用条件(個人はPlusプラン以上、Enterpriseは管理者の有効化が必要)やClaude Code・Cursorなど他クライアントでの手順は、MCP設定手順ガイドに詳しくまとめています。

2. Canva MCPをClaudeに接続する

Canvaも公式のリモートMCPサーバーを提供しています。同じ手順でカスタムコネクタとして登録し、CanvaアカウントのOAuth認証を許可します。

https://mcp.canva.com/mcp

デザインの生成・編集・検索・エクスポートはCanvaのどのプランでも使えます。ブランドキットを使ったテンプレート自動流し込みなど、一部の機能はCanva Enterprise向けです。詳細はCanvaの公式ドキュメントを確認してください。

接続できたか不安なときは、まずこう聞いてみてください。

SuperInternの直近の会議を3件と、Canvaの最近のデザインを3件教えて

両方が返ってくれば、準備完了です。

実演1:商談直後に顧客向けのまとめ資料を作る

いちばん効果が出るのは商談直後です。相手の記憶が新しいうちにまとめ資料を届けられると、その後の話が進みやすくなります。コツは、資料の構成をプロンプトで固定しておくこと。毎回同じ骨組みで出てくるので、チームの誰が送っても体裁が揃います。

さっき終わった「A社 初回商談」のAI議事録を取得して、
Canvaにまとめ資料を作って。構成は次の5枚:
1) 表紙:「A社様 お打ち合わせのまとめと次のステップ」+今日の日付
2) 伺ったこと:A社の目標と課題を、先方の言葉のまま
3) 合意したこと:会議で決まったこと
4) 確認中の項目:未決の論点と、どちらのボールか
5) 次のステップ:アクション・担当・期日
各スライドは箇条書き4点以内。会話があいまいだった点は
「合意」に丸めず「要確認」と明記して

Claudeが議事録を読み、スライドごとに内容を組み立てて、Canvaに資料を生成します。

Canvaに「A社様 お打ち合わせのまとめと次のステップ」を作成しました。

  • 伺ったこと:議事録作成が特定の1名に依存している/EU拠点との会議でリアルタイム翻訳が必要/セキュリティ審査が厳格
  • 合意したこと:9月からCS部門10名・2週間のトライアルを開始/SSO対応は本導入の前提条件
  • 確認中の項目:録音データの保管場所(要確認・当社ボール)/10月の予算委員会に乗せる金額の閾値(要確認・A社山本様)
  • 次のステップ:セキュリティチェックシートを8/28までに返送(当社)/トライアル開始日の確定を9/4までに(山本様)

文面とデザインの最終調整はCanva上でどうぞ。

議事録から生成されたまとめ資料をCanvaで開いた画面

記憶で作った資料との差は、細部に出ます。「伺ったこと」のスライドには先方の実際の言い回しが残り、あいまいだった論点には「要確認」と付きます。「たしか合意したはず」といううろ覚えが、資料に紛れ込まなくなります。

実演2:キックオフの内容を、出ていない人向けの5枚にまとめる

2つ目は社内向けです。プロジェクトのキックオフが終わった時点で、内容を知っておくべき人の半分は会議に出ていません。経営層、隣のチーム、来スプリントから合流するエンジニア。長い議事録を転送する代わりに、5枚のブリーフィング資料にして渡します。

今日の「プロジェクトAtlas キックオフ」のAI議事録と会議ノートを取得して、
会議に出ていない社内メンバー向けのCanva資料を作って:
1) このプロジェクトをやる理由(1枚で)
2) スコープ:やること/やらないこと
3) 体制と担当
4) マイルストーンと日付
5) リスクと未決事項
読み手は経営層なので、各スライドは結論を先頭に

SuperInternにはAI議事録と会議ノートの両方が残っているので、Claudeはノートからマイルストーン表を、議事録から議論のニュアンスを拾えます。長文の議事録は流し読みされがちですが、スライド5枚ならちゃんと読まれます。地味ですが、これが効きます。

実演3:1週間の会議を横断して、経営向けの週次報告デッキを作る

複数の会議をまたいで集約できるのは、MCPならではの使い方です。金曜の夕方に、1週間分をまとめて報告デッキにします。

今週の「カスタマーサクセス」プロジェクトの会議を一覧して、
それぞれのAI議事録を取得して。「CS週次アップデート」という
Canva資料を作って:
1) ハイライト1枚:全アカウント横断の良い進捗とリスク
2) アカウントごとに1枚:状況・今週の動き・次のアクション
3) 最後に1枚:経営に判断してほしいこと
完成したらPPTXでエクスポートして

Claudeが1週間分の議事録を集めて構成を組み、Canvaにデッキを生成します。PPTXでのエクスポートまで頼めるので、報告の場がPowerPoint中心でもそのまま持ち込めます。5本の議事録をスクロールし続ける金曜の夜が、できあがった下書きを確認して磨くだけの時間に変わります。

運用のコツと注意点

スライド構成はプロンプトに固定する。「伺ったこと/合意したこと/要確認/次のステップ」のような骨組みを決めておくと、チーム全員の資料が同じ形に揃い、Claudeの抽出も安定します。うまくいったプロンプトは定型文として保存しておきましょう。

生成された資料は初稿として扱う。 構成と事実をスライドに載せるまでがClaudeの仕事で、お客様に出せる仕上がりにするのはCanvaでの10分の手直しです。白紙からではなく、8割できた状態から始められる。ここがこの連携の価値です。

もめそうな数字は文字起こしで裏を取る。 価格や約束ごとを載せるときは、「『合意したこと』の各項目に、文字起こしの該当発言を添えて」と一言足してください。一次ソースから作った資料の強みは、こういう場面で効きます。

ブランドの統一はCanva側で行う。 Canva Enterpriseなら、ブランドキットを使ったテンプレート自動流し込みで公式テンプレートに内容を流し込めます。それ以外のプランでは、手直しの段階で自社のスタイルを当ててください。生成とブランド適用は別の工程と考えると迷いません。

お客様に自動で届くことはない。 資料はあなたのCanvaアカウントの中に作られるだけです。共有も送付も、人の操作として残ります。お客様向けの成果物では、これがいちばん安心な設計です。

固有名詞はカスタム辞書に登録しておく。 会社名・製品名・人名が正しく文字起こしされているほど、資料の中身も正確になります。よく出る固有名詞はSuperInternのカスタム辞書に入れておきましょう。

応用:同じ構図で広がる使い方

「SuperIntern MCPがデータを出し、Claudeが判断し、別のツールが受け取る」という組み合わせは、資料作成の外でも同じ形で使えます。

  • Gmail:まとめ資料に添える送付メールも、同じ議事録から下書きする。Gmail編の記事で解説しています
  • HubSpot:同じ商談を、構造化された商談メモとしてCRMに残す。HubSpot編の記事で紹介しています
  • Googleカレンダー:「来週またやりましょう」をアジェンダ付きの招待に変える。Googleカレンダー編の記事をどうぞ

おすすめは、1つのプロンプトで「まとめ資料(本記事)+送付メールの下書き(Gmail編)」を同じ議事録から一度に作ることです。フォローアップ一式が、1回の確認で送れる状態になります。

よくある質問

Q. SuperIntern MCPは無料プランで使えますか?
A. いいえ。個人ワークスペースではPlusプラン以上が必要です。Teamプランではそのまま利用でき、EnterpriseプランではAdmin(管理者)がワークスペース設定で「MCPアクセス」をONにした場合に利用できます。

Q. SuperInternがCanvaに資料を作るのですか?
A. いいえ。資料を作るのはClaudeで、Canva公式のMCPを通じて行います。SuperIntern MCPは会議データを読み取り専用で提供するだけで、SuperIntern自体が外部ツールに書き込むことはありません。

Q. AIから議事録や会議データを書き換えられてしまいませんか?
A. できません。SuperIntern MCPのツールはすべて読み取り専用で、作成・編集・削除の操作は提供されていません。書き込みが起きるのはCanva側、それもあなた自身のアカウントの中だけです。

Q. Canvaはどのプランが必要ですか?
A. MCP経由のデザイン生成・編集・検索・エクスポートは、無料プランを含むすべてのCanvaプランで使えます。ブランドキットを使ったテンプレート自動流し込みはCanva Enterprise、デザインのリサイズはCanva Pro以上が必要です。最新の対応状況はCanvaの公式ドキュメントを確認してください。

Q. 資料が勝手にお客様へ送られてしまうことはありませんか?
A. ありません。資料はあなたのCanvaアカウント内のデザインとして生成されるだけです。共有・エクスポート・送付はすべて人が行う操作です。

Q. Claude以外のAIクライアントでも同じことができますか?
A. SuperIntern MCPはClaude Code・Codex・CursorなどのMCP対応クライアントから利用できます。CanvaのMCPも複数のクライアントに対応しています。お使いのクライアントごとの手順はCanvaの公式ドキュメントを確認してください。


会議の内容を覚えておく仕事は、すでにSuperInternが引き受けています。次は、資料にまとめる仕事を手放す番です。

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