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面談後の報告スライドを、ターミナルから一言で。SuperIntern MCP×Claude Codeのpptxスキルで会議内容から資料を自動生成する

2026年8月21日NanoHuman Inc.
面談後の報告スライドを、ターミナルから一言で。SuperIntern MCP×Claude Codeのpptxスキルで会議内容から資料を自動生成する

顧客面談は、終わってからが長い仕事です。通話を切って一息ついても、社内報告のスライドを書き上げるまでは終わりません。

やることはいつも同じです。記憶が新しいうちにPowerPointを開いて、1枚ずつ組み立てる。先方の課題は結局何だったか。こちらは何を約束したか。その日が忙しければ仕上がりは粗くなり、翌日に回せば細部の記憶が飛びます。採用面接も似たようなもので、面接そのものより評価ドキュメントの作成に時間がかかる、という声をよく聞きます。

実は、Claude Codeを使っているなら、この作業はターミナルの中で片づきます。この記事では、SuperIntern MCP(会議データの提供)と公式のpptxスキル(PowerPoint生成)を組み合わせて、面談の内容から報告用スライドを.pptxファイルとして生成するまでを、プロンプト1つで完結させる方法を紹介します。

⚠️ 本記事は、2026年8月時点の公開情報やユーザーフィードバックを基に独自にまとめたものです。

目次

今日やること:Before / After

Before:面談や面接のたびに、記憶を頼りにスライドを組み立てています。1本30分から1時間。他の仕事と取り合いになるので後回しになり、チームに届く報告は、面談の中身より薄くなりがちです。

After:面談が終わったら、ターミナルでClaude Codeに一言頼むだけです。Claude CodeがSuperIntern MCP経由でAI議事録を読み、スライドに載せる内容を選び、pptxスキルが構成の整った.pptxファイルをフォルダに書き出します。開いて言い回しを少し直せば、そのまま共有できます。

材料が必ず残っているのは、SuperInternがbotless(会議にbotが参加しない)のデスクトップアプリだからです。どの会議ツールでも、対面の面談でも、文字起こしとAI議事録が自動で溜まっていきます。出力は手元のPowerPointファイルなので、PowerPointでもKeynoteでもGoogleスライドでも開けますし、自分で送らないかぎり外に出ることもありません。

SuperIntern

仕組み:3つの役割分担

役割担当やること
会議データの提供SuperIntern MCP文字起こし・AI議事録・会議ノートを読み取り専用で提供
判断と下書きClaude Code(AIクライアント)議事録を読み、スライド構成を決め、文面を作る
アクション先pptxスキル(Agent Skill)手元に.pptxファイルを生成・編集する

MCP(Model Context Protocol)は、AIアシスタントを外部ツールに安全につなぐためのオープン標準で、SuperInternのMCPは会議データを読み取り専用で提供します。もう半分のAgent Skillsは、Claudeに繰り返し可能な作業手順を教えるための「指示とスクリプトのフォルダ」です。公式スキルリポジトリには、Claudeのドキュメント作成機能を支えるスキル群が公開されており、その中のpptxスキルがPowerPointファイルの生成・編集を担当します。

つまり、SuperInternが記録を出し、Claude Codeが判断し、pptxスキルが手を動かす、という分担です。SuperIntern側のデータがAIから書き換えられることはありません(MCPに書き込み操作がそもそもありません)。生成されるのは、作業フォルダの中のファイル1つだけです。

セットアップ

1. SuperIntern MCPをClaude Codeに接続する

ターミナルで以下を実行します。

claude mcp add --transport http superintern https://mcp.app.super-intern.com/mcp

追加後、Claude Code内で/mcpコマンドを実行し、superinternを選んで認証します。ブラウザが開くので、SuperInternアカウントでログインして許可すれば完了です。APIキーの発行は不要です。SuperIntern側の利用条件(個人はPlusプラン以上、Enterpriseは管理者の有効化が必要)はMCP設定手順ガイドにまとめています。

2. pptxスキルを追加する

Anthropicはドキュメント系のスキルを公式リポジトリanthropics/skillsで公開しています。Claude Code内で、このリポジトリをプラグインマーケットプレイスとして追加し、ドキュメントスキルをインストールします。

/plugin marketplace add anthropics/skills
/plugin install document-skills@anthropic-agent-skills

これで準備完了です。スキルは関連する場面で自動的に読み込まれるので、プロンプトに「pptxで」と書けばClaude Codeが自分でスキルを使います。導入済みのスキルは/skillsでいつでも確認できます。

動作確認は、まずこう聞いてみてください。

SuperInternの直近の会議を3件リストアップして

会議のタイトルと日時が返ってくれば、準備完了です。

実演1:顧客面談の直後に、社内報告スライドを作る

いちばんよくあるのは、顧客や見込み客との面談直後です。チームが待っているのは社内向けの報告。構成をプロンプトで固定しておけば、誰が作っても同じ形に揃います。

さっき終わった「B社 導入相談 面談」のAI議事録を取得して、
社内報告用のスライドを b-corp-houkoku.pptx として5枚で作って:
1) 表紙:面談名・参加者・今日の日付
2) 先方の状況:背景と、今回面談に至った経緯
3) 先方の課題:できるだけ発言の言い回しを引用して
4) こちらの提案と、先方の反応
5) 次のアクション:担当と期日つき
各スライドは箇条書き4点以内。あいまいだった点は
「要確認」と明記して、決まったことのように書かないで

Claude Codeが議事録を取得し、内容を組み立てて、pptxスキルがファイルを書き出します。

b-corp-houkoku.pptx(5枚)を作成しました。

  • 先方の状況:議事録作成が特定の1名に依存。EU拠点の増員を前に、ツールの見直しを検討中
  • 課題:「議事録が1人のボトルネックになっている」「セキュリティ審査は録音データの扱いに厳しい」
  • 提案と反応:CS部門10名での2週間トライアルに前向き。SSO対応は導入の前提条件と確認
  • 次のアクション:セキュリティチェックシートを8/28までに返送(当社)、トライアル開始判断を9/4までに(先方)

「要確認」の項目は4枚目にまとめています。共有前にファイルを開いて言い回しを確認してください。

Claude Codeがpptxスキルで議事録から報告スライドを生成する様子

面談が終わって30秒後には、報告ファイルがフォルダにできています。記憶で組んだスライドとの違いは、課題のスライドに先方の実際の言い回しが引用されていることです。記録から作っているから、こうなります。

実演2:採用面接の評価スライドを、発言の引用つきで作る

採用の振り返りは、記憶だけで話すと危うい場面です。だからこそ面接後に、評価軸ごとの根拠を文字起こしから引用したスコアカードを作ります。議事録ではなく文字起こしを指定するのがポイントです。

今日の面接「バックエンドエンジニア 候補者Aさん」の文字起こしを取得して、
振り返り会向けに scorecard-a.pptx を作って:
1) 評価軸ごとに1枚:技術の深さ/システム設計/
   コミュニケーション/オーナーシップ
2) 各スライドに:5段階の評価案、根拠となる発言の引用2〜3件、
   気になった点(あれば)
3) 最後に1枚:次の面接官に確認してほしいポイント
発言の引用は捏造しないこと。触れられなかった評価軸は
推測せず「未評価」と書いて

効いているのは「未評価」の指示です。触れられなかった論点を正直に空欄のままにしておくことが、次の面接官への申し送りになります。文字起こしから作ると、振り返り会の議論が「強そうな印象だった」から「実際にこう答えていた」に変わります。印象ではなく、発言を並べて話せるようになります。

実演3:1週間の面談をまとめて、週次報告の1ファイルにする

複数の会議をまたいで集約できるのは、MCPの得意分野です。金曜に、1週間分をまとめて1つの報告ファイルにします。

今週の「営業」プロジェクトの会議を一覧して、それぞれの
AI議事録を取得して。weekly-report.pptx を作って:
1) 概要1枚:今週のパイプラインのハイライトとリスク
2) 商談先ごとに1枚:状況・今週動いたこと・次の一手
3) 最後に1枚:チームに相談したいこと
このフォルダに先週のファイルがあれば、同じフォーマットに揃えて

最後の一行がClaude Codeらしいところで、同じフォルダにある先週のファイルを見て、フォーマットを揃えてくれます。毎週金曜に同じプロンプトを流せば、週次報告は夜の残業から「確認して送るだけ」に変わります。プロンプトを使い回すようになったら、~/.claude/skills/SKILL.mdとして保存してください。自作スキルになって、一言で呼び出せます。

運用のコツと注意点

スライド構成はプロンプトに固定する。「状況/課題/提案/次のアクション」のような骨組みを決めておくと、毎回のファイルが同じ形になり、抽出も安定します。定着したら自作スキルにして、/meeting-reportの一言で呼べるようにするのがClaude Code流です。

議事録と文字起こしを使い分ける。 報告や週次まとめはAI議事録で足ります。評価や、もめそうな論点の裏取りは文字起こしまで遡ってください。実演2のように根拠が問われる場面ほど、一次ソースの指定が効きます。

生成されたファイルは初稿として扱う。 pptxスキルは構成の整ったファイルを作ってくれますが、言い回しと強調を整える最後の5分はあなたの仕事です。白紙からではなく、8割できた状態から始められる。そこにこの連携の価値があります。

ファイルは共有するまで手元から出ない。 スライドは作業フォルダに書き出されるだけで、どこにもアップロードされませんし、外部のデザインサービスも通りません。採用面接のようなセンシティブな内容ほど、この性質が効いてきます。

固有名詞はカスタム辞書に登録しておく。 人名・製品名・専門用語が正しく文字起こしされるほど、スライドの中身も正確になります。よく出る固有名詞はSuperInternのカスタム辞書に入れておきましょう。

応用:同じ構図で広がる使い方

  • クラウドのデザインツールで仕上げたい場合:同じワークフローのアクション先をCanvaにして、Canvaアカウント内に編集できるデッキを生成する方法をCanva編の記事で解説しています。手元のファイルと細かいコントロールならpptxスキル、見た目の仕上げと共有ならCanva、が使い分けの目安です
  • Claude Code×開発:仕様会議の議事録からそのまま実装に入る使い方はspec-to-code編の記事で紹介しています
  • フォローアップメール:スライドに添える送付メールを同じ議事録から下書きする方法はGmail編の記事をどうぞ

よくある質問

Q. SuperIntern MCPは無料プランで使えますか?
A. いいえ。個人ワークスペースではPlusプラン以上が必要です。Teamプランではそのまま利用でき、Enterpriseプランでは管理者がワークスペース設定で「MCPアクセス」をONにした場合に利用できます。

Q. PowerPointがインストールされている必要はありますか?
A. いいえ。pptxスキルが生成するのは標準の.pptxファイルで、PowerPoint・Keynote・Googleスライドなど対応ツールならどれでも開けます。

Q. AIから議事録や会議データを書き換えられてしまいませんか?
A. できません。SuperIntern MCPのツールはすべて読み取り専用で、作成・編集・削除の操作は提供されていません。書き込まれるのは、手元のフォルダのスライドファイルだけです。

Q. 会議データはどこかに送られますか?
A. Claude Codeが本人のログイン権限の範囲でSuperIntern MCPから読み取り、生成されるスライドは手元のファイルです。このワークフローに、デザイン系のSaaSや外部ストレージは関わりません。

Q. Claude Code以外のAIクライアントでも使えますか?
A. SuperIntern MCP自体はClaude・Codex・CursorなどのMCP対応クライアントで利用できます。今回のpptxスキルはanthropics/skillsで公開されているAgent Skillなので、他のクライアントではスキル対応状況を確認するか、そのクライアントが備えるドキュメント生成手段を使ってください。

Q. Canva連携とはどう使い分ければいいですか?
A. 流れは同じで(SuperIntern MCPが提供、AIが判断)、アクション先だけが違います。pptxスキルは外部サービスなしで手元にファイルを書き出し、CanvaのMCPはCanvaアカウント内に編集できるデザインを作ります。資料ごとに選べば大丈夫です。


面談の内容を覚えておく仕事は、SuperInternがすでに引き受けています。報告スライドにまとめる仕事は、今日からターミナルに任せてください。

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